一般社団法人 徳島県自動車整備振興会・徳島県自動車整備商工組合

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点検・ドライブのポイント
トラブル対処法

 いざというとき、慌てずに落ち着いて対処しましょう。
パンクしたら

パンクしたらスペア・タイヤに交換しましょう。

1. 使用する工具とジャッキを用意します。
2. パンクしたタイヤの対角線上にあるタイヤに、輪止めをかけておきます。
3. パンクしたタイヤのホイールキャップをはずします。
4. ホイールナットを少しだけ緩めます。
5. パンクしたタイヤのジャッキアップポイントを確認します。
6. パンクしたタイヤの近くのジャッキアップポイントに、ジャッキをかけます。
7. パンクしたタイヤが地面から少しはなれるまで車体を持ち上げます。
8. ホイールナットを取りはずし、パンクしたタイヤをスペア・タイヤと交換します。
9. 『仮じめ』
ホイールナットを取り付け、右図に示す番号順にタイヤががたつかなくなるまで、2~3回に分けて仮じめします。
10. 『本じめ』
車体を下げ。ジャッキをはずしてから、仮じめのときと同じように2~3回に分けて、ホイール・ナットを十分にしめつけます。

※取り付けたタイヤが応急用タイヤの場合は、パンクしたタイヤを早く修理して、もとの位置に取り付けてください。
 
オーバーヒートを起こしたら

水温計が異常にあがったら要注意!

すぐにエンジンを止めずにボンネットを開け、風通しを良くします。オーバーヒートは、冷却水の不足、ファンベルトの切れや緩みなど、いろいろな原因が考えられます。オーバーヒートがおさまっても、整備事業場で点検してもらいましょう。
すぐにエンジンを止めないでください。 ラジエータキャップは絶対に開けないでください。
運転中は水温計の針にも注意しよう。
バッテリがあがったら

万一に備えて緊急時の対処法を知っておきましょう。

1. ブースタ・ケーブルを接続できる位置に救援者を止めて、エンジンを停止しておきます。
2. ブースタ・ケーブルを図の番号順に接続します。4の接続は必ずエンジン本体のフック等に確実に行ってください。
●接続の際、+と-を間違えないようにしてください。
●ブースタ・ケーブルは太くてしっかりしたものを使いましょう。
3. 救援車のエンジンをかけ、回転数を少し上げておきます。次にバッテリあがりのクルマのエンジンをかけます。
●ブースタ・ケーブルが冷却ファンベルト類に巻き込まれないように注意してください。
4. エンジンがかかったら、ブースタ・ケーブルを接続したときと逆の順序で取り外します。
●バッテリあがりを起こしたら、整備事業場でその原因を調べてもらいましょう。
ブレーキの異音がしたら

キィーキィー音がしたら要注意!

ブレーキペダルを踏むたびに、キィー、キィーという金属音がしたら、ブレーキパッドがすり減っているおそれがあります。すぐに整備事業場で点検してもらいましょう。
クルマによってはパッドの残量がわずかになると、警告灯で知らせる機構がついています。警告灯が点灯したら整備事業場へ
 
発煙筒の点火の仕方

危険を知らせるとき

万一に備えて緊急時の対処法を知っておきましょう。

1. 発煙筒は、通常グローブボックスの左下部に備え付けてあります。
2. 本体をひねりながら取り出し、逆にして差し込みます。
3. キャップ頭部のすり薬でこすり、着火させます。
4. 発煙筒で他のクルマ等に危険を知らせます。
●発煙筒には、有効期限があります。期限切れの場合は交換しましょう。
踏切脱出法

踏切内でのエンストで、エンジンがかからなくなってしまった場合などの脱出法

●MT車の場合
MT車の場合は、ギアを1速(あるいは2速)、またはR(リバース)に入れ、クラッチペダルを踏み込まないでエンジン・キーを回し、セル・モーターの力で走行することで踏切から脱出します。

●AT車の場合
AT車の場合は自力走行が不可能なため、大急ぎで救助を頼み、脱出するしかありません。
その場合はシフトレバーを「N」レンジにしておくことが必要です
 
 
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