シーン別ドライブチェック
雪道のドライブや長距離ドライブ等、普段と違うシーンでトラブルが発生したら大変!
ドライブ前にしっかり点検と準備をしておきましょう。
冬期のドライブについて
冬季のドライブチェックポイント
図の虫眼鏡マークの点検箇所をクリックしてください。
●スキーキャリア
ボディーからキャリア本体がはすれることも多くあります。スキー板など固定するアタッチメントのロックもしっかりと確認しましょう。
●ワイパ
駐車の際は、凍結してガラスにこちゃくしないように立てておきましょう。固着に気付かず、無理に動かすと故障の原因にもなります。
●バッテリ
気温が低くなると能力が低下します。比重や液量をあらかじめ整備事業場で点検しておきましょう。
●LLC(エンジン冷却水)のチェック
凍結に備え、エンジン冷却水の凍結温度と液量を整備事業場などで確認しましょう。ウィンド・ウォッシャ液も同じように確認しておきましょう。
●タイヤ・チェーン
事前に取付、取外の練習を。金属チェーンに使うゴムバンドのひびに注意しましょう。スタッドレスタイヤは残りの溝の深さを必ずチェックしましょう。
●タイヤハウス
走行中に雪がたまり、その後、凍結するとハンドルが切れなくなります。駐車の際に雪を落としておきましょう。
●鍵穴
凍結防止に鍵穴の中へ、潤滑スプレーを事前に吹き付けておきましょう。凍結した場合は、無理せずに解氷剤などを使いましょう。
●燃料
凍結を防ぐため、ディーゼル車は、現地に近いところで給油しましょう。
ジャッキアップを応用したタイヤ・チェーンの付け方
1. FF車(前輪駆動車)なら前輪の、またFR車(後輪駆動)なら後輪のそれぞれ左右に装着します。
2. タイヤ交換と同じ要領で、駆動輪の一方をジャッキアップし、タイヤを浮かせます。
3. チェーンの連結部分は、末端側を外側に向けてください。
4. タイヤの裏側にあるフックをチェーンに通し、固定用のリングを移動させしっかりと固定します。
5. 裏側が済んだら、表側のフックも固定します。
6. 余ったチェーンを針金で止めます。
7. チェーンバンドをかけ、ジャッキをはずし、輪止めをとって完了です。
高速道路走行について
高速道路ドライブ前チェックポイント
図の虫眼鏡マークの点検箇所をクリックしてください。
●ドライバーの体調
高速道路では、一瞬の油断・動作の遅れが重大事故につながります。体調が悪いときには、高速道路での運転は差し控えましょう。
●走行前点検
高速走行は、車にも大きな負担をかけます。特に、燃料・オイル・冷却水・タイヤ等の点検・整備は確実に行いましょう。
●ランプ類
トンネル内走行や夜間走行、また後続車への合図に必要不可欠。ヘッドランプやブレーキランプ、ウィンカランプなどは、切れたことを知らずに走行している人が意外と多いもの。走行前に点灯チェックをきちんとしましょう。
●タイヤのチェック
雨の日に起こるハイドロプレーニング現象やスタンディングウェーブなど、高速走行時特有のタイヤの異常や損傷が発生することがあります。タイヤ溝の点検や空気圧調整をしっかり行いましょう。高速道路走行時には空気圧を一般道路走行時よりも0.2~0.3kgf/平方cm高めに調整するのがポイントです。
●燃料残量チェック
高速道路上で走行中に燃料切れを起こさないよう、事前に給油しておきましょう。また、途中でも残量を確認し、サービスエリア等で早めに余裕を持って給油するよう心掛けましょう。
高速走行時ワンポイントアドバイス
1. 「安全速度」
事故の原因のうち、最も多いものがスピードの出しすぎです。ハンドルを握る際は、何をおいても、まず、スピードを控えめにするよう心がけてください。
2. 「十分な車間距離」
事故の形態のうち、最も多いものが追突事故です。前の車との間に十分な距離を保って、走行してください。また、路面がぬれている雨の日は、いつもより余裕をもった車間距離をとるよう、特に注意してください。
※不測の事態に備えて、停止表示器材・携帯工具・発炎筒・消火器・タイヤチェーン等の点検・携行を励行しましょう。